文京混声合唱団　第２６回定期演奏会

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第26回定期演奏会

	1991年（平成3年）7月13日（土）P.M.7：00 旧東京音楽学校奏楽堂
	メンデルスゾーン作品集　佐藤眞「土の歌」　ヴィヴァルディ｢グローリア･ミサ｣
	指揮：青木八郎・坂本かおる　ピアノ：櫻井順子　ヘンデル室内合奏団　アルト畑和子

　　今回は顧問の青木八郎先生がビヴァルディの「グローリア」を指揮してくださることになり、団員一同張りきっております。
欲張りな構成ですが、坂本先生の指導により、それぞれの曲のよさが出せるように頑張るつもりです。
　　　　　　　　　　　　　　　　ープログラムよりー

Ⅰ　メンデルスゾーン作品集　　　　　　　　　　　　　　　　指揮：坂本かおる
緑の森よ　　　　　　　　　　羊飼いの歌　　　　　　　　　　　鶯　　　　　　　　五月の歌　　　　　　想　い　出　　　　　　おお雲雀	緒園凉子　作詞津川主一　訳詞津川主一　訳詞津川主一　訳詞津川主一　訳詞高野辰之　訳詞
混声合唱と交響管弦楽のためのカンタータ Ⅱ　土の歌
農夫と土　　　　　　　　祖国の土　　　　　　　　死の灰　　　　　　　　もぐら　　　　　　　　天地の怒り　　　　　　　　地上の祈り　　　　　　　　大地讃唱
ビヴァルデイ　没後250年記念 Ⅲ　グローリア・ミサ　ニ長調　RV５８９　　　　　　　　　指揮：青木八郎
1. Ｇｌｏｒｉａ (いと高きとこには栄光あれ) 　　　　　　　2. Et in terra Pax hominibus (地に平和　善意の人々に平和あれ）　　　　　　　3. Laud amuste (われらおん身を讃え) 　　　　　　　4. Gratias agimus tibi (我等おんみに感謝しまつる) 　　　　　　　5. Propter magnam gloriam (大いなる栄光のゆえに) 　　　　　　　6. Domine Deus (主なる神よ) 　　　　　　　7. Domine Fili Unigenite (主なるひとりご　イエスのキリストよ) 　　　　　　　8. Domine Deus,Agnus Dei (主なる神　神の子羊) 　　　　　　　9. Qui tollis Peccata mundi (世のつみをのぞきたもう神よ) 　　　　　　10. Qui sedes ad dexteram (父の右に座しもう主よ) 　　　　　　11. Quoniam tu Solus Sanctus (主のみ聖なり) 　　　　　　12. Cum Sancto Spiritu (父なる神の栄光のうちに)

Ⅰ　メンデルスゾーン作品集　　

　F．メンデルスゾーン（1809～47）の無伴奏世俗混声合唱曲は全部で29曲あり、各々が「六つの野外歌曲」「四つの歌曲」など、組になって作曲されております。今回はその中から代表的作品を６曲選んでみました。
　ロマン派を代表する、枯れの作品は、あふれんばかりのロマン的な感情を内面に秘めた佳品ばかりです。訳詞が古風な点、言語でも演奏が望まれた感はありますが、正直言って当団にとっては苦手な曲の一部ではあります。

Ⅱ　土の歌　昭和３７年度芸術祭参加作品

　　　　　　　　　　　大木惇夫・作詞　　佐藤眞・作曲
　ビクターレコードの依頼で作曲され、三管構成のオーケストラを伴奏としたカンタータで、以後ピアノ譜に書き換え、現在までに三版の楽譜が出版されています。
特に最新版では小編成で演奏できる版が出ていますが、当団では、昭和４８年、出版以前の”合唱界”付録に依り、全曲演奏したことを重んじて、東京音楽社版を使用しました。

　農夫と土　…土に対する愛情、勤労と苦しみ、そして努力と夢
　祖国の土 …大地に生じる安心感、生命力、土を愛し、土に生きる喜び
　　死の灰　…それは人間の文明と、科学のもたらしたものであろうか
　　もぐら　　…死の灰に怯え、土にもぐる人間も、モグラにかわりはない
天地の怒り …天から地の中から自然の怒り、それは人間への神の怒りか
地上の祈り …地上の美しさと平和を願う
　大地讃唱 …大地に生じる人間の讃歌そのもの

Ⅱ　グローリア・ミサ　ニ長調　RV589

　　　　　　　　　　　　A・ヴィバルディ　曲
　「四季」をはじめとする多くの協奏曲の作曲家として有名なヴィバルディは、約50曲のオペラと宗教曲もかいています。1703年から約40年間ヴェネチアの教会付属孤児院に奉職。この間に多くの作品をかき、それらは”ヴェネチアの栄光”として讃えられました。この曲もそうです。「グローリア」はカトリックのミサ通常文の第二章に曲をつけたもので、通常文全五章に曲を付けたら大規模になり、実際の典礼には敵さなかったであろうといわれています。

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メンデルスゾーン作品集 佐藤眞「土の歌」 ヴィヴァルディ｢グローリア･ミサ｣

　メンデルスゾーン作品集
　佐藤眞「土の歌」
　ヴィヴァルディ｢グローリア･ミサ｣