文京混声合唱団　第２８回定期演奏会

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第28回定期演奏会

	1992年（平成4年）7月11日（）Ｐ.Ｍ.7：00 バリオホール
	三枝成章「川よとわに美しくⅡ」　ドヴォルザーク「D durミサ」　廣瀬量平「海鳥の詩」　佐藤眞｢北の大地｣より｢子供たちよ｣
	指揮：野本立人　鈴木哲雄　ピアノ：井上美都

　今回は、仕事の都合で暫く団から離れておりました当団の正指揮者鈴木哲雄氏の復帰第1回の演奏会です。氏の留守中は、坂本かおる先生にヴォイストレーニングを中心とした合唱の基礎作りをしていただきました。これをベースに鈴木氏の豊かな音楽をどこまで表現できるかが今日の演奏のポイントです。
　なお、前回の青木先生に引き続き、今回は野本先生をお迎えして、ドヴォルザークのミサを演奏いたします。今後も諸先生方をお迎えして、研鑽を積みたいと考えております。
　　　　　　　　　　　　　　　　ープログラムよりー

Ⅰ混声合唱曲　「川よとわに美しく」Part2　　　　指揮：鈴木哲雄
米田栄作・詩　　三枝成章・曲
１.八月歌　　　　　　　　　　2.ひうち　　　　　　　　　　3.家族　その二　　　　　　　　　　4.翠町仮寓　　　　　　　　　　5.美しきものを　咎め給うな
Ⅱ 「D　dur ミサ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　指揮：野本立人
A.ドヴォルザーク・曲
1.Kyrie eleison 　　　　　　　　　2.Gloria 　　　　　　　　　3.Credo 　　　　　　　　　4.Sanctus 　　　　　　　　　6.Agnus dei
オーロラの下に　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　指揮：鈴木哲雄
Ⅲ　混声合唱組曲「海鳥の詩」
更科源蔵・詩　　廣瀬量平・曲
１.オロロン鳥　　　　　　　　　　　2.エトピリカ　　　　　　　　　　　3.海鵜　　　　　　　　　　　4.北の海鳥.
混声合唱とピアノのための　　　　　Ⅳ　「子供たちよ」～交響詩「北の大地」第４楽章から～
阿久　悠・作詞　　佐藤　眞・作曲

　混声合唱曲　「川よとわに美しく」Part2

　　広島の詩人　米田栄作氏の、原爆で亡くなった息子さんへの詩集「広島不虚」のテキストに共感し、三枝成章氏が埼玉合唱団の委嘱により1986年に作曲した5章からなる合唱組曲。
男声合唱用として「川よとわに美しくpart1」。

　Ｄ dur ミサ
A．ドヴォルザーク

　　　ドヴォルザーク（1841～1904）チェコ国民学派を代表する作曲家。スメタナ、ブラームス、チャイコフスキー等の影響の中で、ボヘミアを中心としたスラヴの民族的リズムを生かして特色のある作品を書いています。
この＜ミサ　ニ長調＞は作曲者46歳の時にオルガン伴奏曲として作曲され、ドヴォルザーク自身の指揮、および夫人のソロで初演され、後年、オーケストラ版が掛かれました。

　混声合唱曲　「海鳥の詩
更科源蔵・作詩　　廣瀬量平・作曲

　廣瀬作任としては4番目のこの曲は、1977年秋、ＮＨＫ北海道本部の制作によってオンエアされ、芸術祭優秀賞を受賞しました。昭和27年に出版された更科源蔵の詩集「無明」から二篇、追加二篇により構成。
戦中戦後の光のない時代に書かれた詩の中身は、北の海鳥の描写だけでなく、この時代に生きた人間の姿を思わせるものがあります。

天売島のオロロン鳥は絶滅の危機と、紙上で報道されている昨今です。

　混声合唱とﾋﾟｱﾉのための　「子供たちよ」
～交響詩「北の大地」第4楽章から～
阿久　悠・作詩　　佐藤　眞・作曲

　この曲は北海道開発局の委嘱により1990年作曲されました。北海道の母なる川「石狩川」を、大編成のオーケストラと共に連続して演奏される４つの部分からなる、4楽章で合唱が声高らかかに歌いあげます。単なる”北の大地”讃歌ではなく、未来を託する子供達に素晴らしい地球環境を残したいとの願いが込められた作品です。

演奏に際し、作曲者自身から混声＆女声版の楽譜を贈呈いただきました。

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三枝成章「川よとわに美しくⅡ」 ドヴォルザーク「D durミサ」 廣瀬量平「海鳥の詩」 佐藤眞｢北の大地｣より｢子供たちよ｣

　三枝成章「川よとわに美しくⅡ」
　ドヴォルザーク「D durミサ」
　廣瀬量平「海鳥の詩」
　佐藤眞｢北の大地｣より｢子供たちよ｣