文京混声合唱団第11回定期演奏会

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　　　　創立20周年
第12回定期演奏会

	昭和52年（1977）5月27日（金）Ｐ．Ｍ．6：45 朝日生命ホール
	ドイツ民謡集　Love Sounds Series-2 　高田三郎「水のいのち」　モーツァルト「戴冠ミサ」
	指揮：青木八郎・鈴木哲雄　ピアノ：金井　信・渡辺佳津子ソプラノ田中泉　アルト根本ケイ子テノール五十嵐修　バス内山太一

　この団の前身”文京区成人学校合唱団”が創立されてから、すでに20年の年月が流れました。ますます価値観が多様化していく中で、問題を抱えているのも事実です。
　私たちは、今、初心に帰り、より生活に根ざした音楽をめざして活動を続けて生きたいと思っております。
　　ープログラムよりー

STAGE　Ⅰ　ドイツ民謡集　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブラームス作曲　　　　　　　　　　ばらの乙女　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　牧場に立てる家　　　　　　　　　　　　　　　　　指　揮　鈴木哲雄　　　　　　　　　　悲歌　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ　渡辺佳津子　　　　　　　　　　昔ある大工は　　　　　　　　　　さしのぼる月　　　　　　　　　　三つのばらが咲いていた
STAGE　Ⅱ　Ｌｏｖｅ　Sound　Series-２　　　　　　　　　　　　　　　　　ラヴァーズ・コンチェルト　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　J・S・バッハ原曲　S・リンガー曲　安田真彦　編　　　　　　　　　あの日渚に　　　　　　　　　　　　　　　　弾厚作　詞・曲　秦富美郎　編　　　　　　　　　帰れない二人　　　　　井上陽水、忌野清志郎　詞・曲　秦富美郎　編　　　　　　　　　フィーリング　　　　　M・アルバート　曲　なかにし礼　詞　秦富美郎　編　　　　　　　　　翼をください　　　　　　　　山上路夫　詞　村井邦彦　曲　安田真彦　編　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　指　揮　鈴木哲雄　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ　金井　信
STAGE　Ⅲ　混声合唱組曲　水のいのち　　　　　　　　　　雨　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高野喜久雄　詩　　　　　　　　　　水たまり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高田三郎　曲　　　　　　　　　　川　　　　　　　　　　　　海　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　指　揮　鈴木哲雄　　　　　　　　　　海よ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ　渡辺佳津子
STAGE　Ⅲ　戴冠ミサ曲　　　　　　　　　　Ｋｙｒｉｅ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モーツァルト　作曲　　　　　　　　　　Ｇｌｏｒｉａ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　独唱　S．田中　泉　　　　　　　　　　Ｃｒｅｄｏ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　A．根本ケイ子　　　　　　　　　　Ｓａｎｃｔｕｓ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 T．五十嵐　修　　　　　　　　　　Ｂｅｎｅｄｉｃｔｕｓ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 B．内山太一　　　　　　　　　　Ａｇｎｕｓ　Ｄｅｉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　指　揮　青木八郎　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ　渡辺佳津子

　独断的ポピュラー・コーラス論　

「ポピュラーソング」の真髄とは、第一に、メロディー・ラインの美しさであり、第二には、そのメロディー・ラインを二機立たせるハーモニーの流れであり、第三に生き生きとした躍動感を与えるアフター・ビートであり、弟四に、アフタービートを支えている４ビート、８ビートのリズムであるにもかかわらず、従来のアマチュア合唱団での「ポピュラー・コーラス」の取り扱われ方に少々憤りを覚えるが故に、素人の分もわきまえずに、筆を取った次第です。　

　水のいのち　　

　この曲は、昭和39年、第19回芸術祭合唱部門参加作品として”TBS”より委嘱され、芸術祭奨励賞を受けた作品。
　水の流れゆく姿と躍動する命を凝視し、人の心をもその命とともに一体化しようとする、その詩の内容、そして全体が豊かな叙情性で貫かれているこの組曲は、っ混声合唱曲のスタンダード・ナンバーになりつつあります。混声のほかに男声、女声用の編曲、そして最近は管弦楽伴奏による演奏もされております。
　当団としては、2回目の演奏になります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　戴冠ミサ曲　

　モーツァルト（1756～1791）は、35年余りの短い生涯に、オペラ、交響曲をはじめ、いろいろな分野の音楽に、数多くの傑作を残していますが、教会音楽においても同様で、とくに彼の絶筆となった”レクイエム”などは、未完で終わったにもかかわらず、あらゆる”レクイエム”のなかでも最高の名作の一つに数えられています。
　さて、この”戴冠ミサ曲”は、彼の故郷ザルツブルグのある教会に立っているマリアの像に”冠”をかぶせる、その記念のために書かれたといわれ、モーツァルト特有の流麗な美しさが全篇にあふれる名曲です。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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ドイツ民謡集 Love Sounds Series-2 高田三郎「水のいのち」 モーツァルト「戴冠ミサ」

　ドイツ民謡集
　Love Sounds Series-2
　高田三郎「水のいのち」
　モーツァルト「戴冠ミサ」