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第20回記念定期演奏会





昭和60年(1985)7月7日(日)P.M.2:30
石橋メモリアルホール

モーツァルト マチネー

 
モーツァルト「レクイエム」
          (バイヤー版)
 「アヴェ・ヴェルム・コルプス」

 指揮:鈴木哲雄
 フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団
 
ソプラノ田中泉 アルト永井和子
 
テノール手島孝教 バス福島明也


  「死ぬとは、モーツァルトを聴けなくなることだ」と言ったのはアインシュタイン。35才で死ぬまで神童だったモーツァルト、涙の追いつかぬ悲しみを生きていたモーツァルト、天馬空を征く早さでつぎつぎと傑作を(こともなげに)書いた、その天才と、悲しみが言いつくせぬ美しさで、このレクイエムは作曲されております。

 14年前に、私達はジュースマイヤー版でこの曲を演奏しました。
今回はバイヤ−版による再演です。
皆様の心に残るようなモーツァルトが演奏できれば幸いと思います。
                             ープログラムよりー





          モーツァルト マチネー

 アヴェ・ヴェルム・コルプス KV618

 レクイエム ニ短調 KV626(バイヤー版)
 
  死者のためのミサ曲
 1 Requiem (レクイエム)
 2 Dies irae (怒りの日)
 3 Tuba mirum (不思議なラッパの音)
 4 Rex Tremendae (みいつの大王)
 5 Recordare (慈悲深きイエス)
 6 Confutatis (判決を受けたのろわれし者は)
 7 Lacrymosa (涙の日よ)
 8 Domine Jesu (主イエスよ)
 9 Hostias (賛美のいけにえ)
10 Sanctus (聖なるかな)
11 Benedictus (祝せられますように)
12 Agnus Dei (神の子羊)

         指  揮  鈴木哲雄
Sop
Alto
Ten
Bass
田中泉
永井和子
手島孝教
福島明也
          合  唱
          管弦楽
文京混声合唱団
フィルンーアモニックアンサンブル管弦楽団



 モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」     

  バーデンの教区教会で聖歌隊の指導をしていたアントン・シュトルは、療養中のモーツァルトの妻、コンスタンツェのために、なにくれとなく世話をしてくれました。この友人への感謝のしるしとして作曲されました。全46小節。4分弱のグレゴリアン聖歌に近い珠玉の短編。
モーツァルトが死の年の6月に作曲。


 レクイエム  

 ”オペラの「魔笛」「フィガロの結婚”」そして「レクイエム」と「交響曲40番」を聴けばモーツァルトの天才のすべてがわかる……。”とは故五味康祐の弁です。
この曲はヴァルゼック伯爵が、モーツァルトに依頼したものです。
第7曲「ラクリモサ(涙の日)」の第8小節で彼の筆は途絶え、弟子のジュスマイヤーによって、この曲は完成されました。
しかし近年、声楽の部分を一部訂正、また、楽器の部分に関しては和声進行、音形進行といったものをモーツァルトに即して修正されたのが、本日演奏する「バイヤー版」でジュースマイヤーのそれよりは響きが美しいとされております。
リチャード・モンダー博士により「モンダー版」を発表しておりますが、我が国では、まだ演奏されておりません。
 1891年12月5日、モーツアルト35才で天に召され、その葬儀は借金のため、まことに淋しいものであったといわれています。しかし同14日に行われたプラハ国立歌劇場楽団による追悼ミサには4000人が教会にかけつけたそうです。

宗教合唱音楽のミサ曲のうち「死者のためのミサ」を特にレクイエム(ラテン語)ー鎮魂ミサ曲ーといいます。多
三大レクイエムはフォーレ、ヴェルディ、そしてモーツァルトの曲を指し、”文混”ではこの三曲をすでに演奏しております。
本日の演奏ではラテン語の発音は、ドイツ読みにしております。
                     プログラムより     全文はこちら


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 レクイエム   

 ”オペラの「魔笛」「フィガロの結婚”」そして「レクイエム」と「交響曲40番」を聴けばモーツァルトの天才のすべてがわかる……。”とは故五味康祐の弁です。昨今、映画「アマデウス」の上映や、CMにモーツァルトが引っ張り出されておりますが、彼は未完の作品も含めて約780曲を作りました。
この曲はヴァルゼック伯爵なる○金家が、亡き妻に捧げる「自作」のレクイエムをこっそりとどこからか調達する必要にせまられ、、注文主の名も明かさずに、少なからぬ前金を置いてモーツァルトに依頼したものです。
最後の五ヶ月間、死の予感をもちながら、精魂込めて書かれ、病床についたまま、恢復の見込みなく、第7曲「ラクリモサ(涙の日)」の第8小節で彼の筆は途絶えました。それ以外の曲は少々のスケッチはあったにせよ、弟子のジュスマイヤーによって、この曲は完成されました。しかし近年、声楽の部分を一部訂正、また、楽器の部分に関しては和声進行、音形進行といったものをモーツァルトに即して修正されたのが、本日演奏する「バイヤー版」でジュースマイヤーのそれよりは響きが美しいとされております。”永遠の休息(レクイエム・エテルナ)”なきレクイエムといわれているこの曲に関しては、昨年、リチャード・モンダー博士によりジュースマイヤーが補足した部分をほとんどカットし、”ラクリモサ”の後半にモーツァルトのスケッチ通りにアーメンコーラスを加えた、大胆な「モンダー版」を発表しておりますが、我が国では、まだ演奏されておりません。今回の演奏会にあたり、スコアの入手も考えましたが……。本日の演奏ではラテン語の発音は、ドイツ読みにしております。
 1891年12月5日、モーツアルト35才で天に召され、その葬儀は借金のため、まことに淋しいものであったといわれています。しかし同14日に行われたプラハ国立歌劇場楽団による追悼ミサには4000人が教会にかけつけたそうです。
少し過去になりますが、故ケネディ大統領のミサではモーツァルトのレクイエムが演奏され、レコード化されております。宗教合唱音楽のミサ曲のうち「死者のためのミサ」を特にレクイエム(ラテン語)ー鎮魂ミサ曲ーといい、レクイエムエテルナ……(神よ、永遠のいこいを彼に与え給え)で曲は始まります。多くの作曲者が書いておりますが、三大レクイエムはフォーレ、モーツァルト、そしてヴェルディの曲を指し、”文混”ではこの三曲をすでに演奏しております。


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