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第18回定期演奏会


昭和58年(1983)7月22日(金)P.M.7:00
石橋メモリアルホール

 フォーレ「ラシーヌ頌歌」
 名曲小品集(愛をテーマに
 信時潔「海道東征」

 指揮 鈴木哲雄
 ピアノ 小島好弘


 今回は大正、昭和の時代を、独唱曲・合唱曲の作曲家として活躍し、昭和40年77才で天寿を終えた信時潔氏の大曲”海道東征”に取り組みました。今回の演奏にあたり、初演の際テノール・ソロをされた渡辺高之助(現 東京芸大音楽部長)からお話をお伺いできました。紙上をかり、お礼申し上げます。
  ープログラムよりー







STAGE 1 CANTIQUE DE JAEAN RACINE(ラシーヌ頌歌)OP11
                                      G.FAURÉ 曲
         AGNUS DEI  (Adagio For Strings)op11
                                      S.Barger 曲
STAGE 2 名曲小品集(愛をテーマに)          
          汝を愛す                  Grieg 作曲
          SONYA (スラブ舞曲)   ドヴォルザーク 作曲
          誰も知らない悲しさ       Tchaikovsky 作曲
          なつかしき歌(ウィーン綺想曲)   kreisler 作曲
          くちづけ                 Arditi   作曲

                       ―休憩―

STAGE 3 交声曲「海道 東征」 北原白秋 誌  信時 潔 曲
            ”KAIDOO−TOSEI”
         第一章 高 千 穂    TAKATIHO
         第二章 大和思慕     YAMATO-SIBO
         第三章 御 船 出    MIHUNADE
         第四章 御 船 謡    MIHUNAUTA
         第五章 速吸と莵狭    HAYASUI TO USA
         第六章 海道囘顧     KAIDO KAIKO
         第七章 白肩の津上陸  SIRAKATA-NO-TU ZYORIKU
         第八章 天業恢弘     TENGYO−KAIKO


 フォーレ ラシーヌ頌歌11       
  フォーレの合唱曲、歌曲はフランス語の語感を生かした格調高い旋律に綴られており、特に流れるようなピアノは単に伴奏ではなく合唱と一体になって独特の音楽が作られています。
バーバー 管弦楽のためのアダージョ 
               作品11「Agnus Dei」

 アメリカ作曲界のネオ・ロマン学派を代表する作曲家。
 この曲はバーバーの代表作であり弦楽合奏として有名であるが、実際は、1936年に弦楽四重奏曲として書かれたものである。
 本日は、さらに混声合唱用の編曲にされたものを演奏いたします。
 曲はB♭に始まソプラノの単旋律に導かれ、各声部にカノン風に受け継がれクライマックスを迎えた後、冒頭の静けさの中に曲を終わる大変叙情的な美しい曲です。、

























 名曲小品集   
汝を愛す グリーク
グリークは130曲あまりの歌曲を作曲しており、この曲はその中でも広く知られています。「この世の何よりも、私はあなたを永遠に愛します。」というアンデルセンの恋愛詩を歌うもので、深い感情がそのまま伝わってくる名曲である。

ソーニヤ (スラブ舞曲)ドヴォルザーク
ブラ−ムスの「ハンガリー舞曲」の姉妹篇としてピアノ連弾、管弦楽組曲として作曲されたものです。ボヘミアの民族舞曲を中心に次々と舞曲が現れます。ソーニヤは組曲の第2曲に当るものです。

誰も知らない悲しさ チャイコフスキー
ゲーテ<ウィルヘルム・マイスターの修行時代>の一節を歌曲として作曲されたもので「あこがれを知る者のみ私の悩みを知る、私を愛し、知る人は遠くにいる」と歌われる。

なつかしき歌(ウィーン綺想曲)
 ウィーンの都の郷土的な旋律を用いた幻想的なヴァイオリン小品で、深い感傷をこめられた曲です。ゆるやかな円舞曲の調べがついそうのような詠嘆的な旋律を歌います。昭和初期に「兵士の妻の子守歌」として歌われました。

くちづけ アルディティ
 アルディティはイタリアの指揮者・作曲家。オペラ作曲者として活躍し、ロンドンに住んだ。この歌曲ワルツはソプラノ独唱曲として有名なものである。


 海道東征       
 この作品は皇紀二千六百年奉祝芸能祭の為に作曲されたもので、昭和15年11月20日、東京音楽学校(現 東京芸大)邦楽堂に於いて、指揮 故木下保、合唱・管弦楽は東京音楽学校により初演。
 曲は神武天皇讃歌三部作の第一部にあたるべきもので、日本書紀、古事記にもとづき、御東征の軍勢が高千穂宮を発し、大和の国に入られ、即位されるまでを扱っています。
ピアノまたはオーケストラ伴奏で児童、女声、男声、混声合唱、独唱者6名を要する約50分のこの交声曲は不朽の名作ではありますが、戦後、ほとんど演奏されておりません。信時潔は”海ゆかば”の作曲家でもあり、戦後の作品は余り公にされることなく、芸大で教鞭をとり、多くの人材を育てました。



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